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Ospina Dynasty Gran Café Reserva(コロンビア)
¥12,000 税込 / 100g
¥60,000
500g × 1個
関連説明動画
購入していただく品種は動画のものとは違う品種ではございますが、以下にこの近い品種がいいものかを理解していただけるはずです。
商品説明
コロンビアの老舗家系ブランド。熟成管理が徹底され、ワインのような香味。
Ospina Dynasty Gran Café Reserva:190年の家族史が紡ぐ、コロンビアの誇り
1835年──コロンビア珈琲産業の父が植えた一本の苗木から始まった、五世代190年の伝説
Ospina Coffeeの歴史は、1835年、ドン・マリアーノ・オスピナ・ロドリゲス氏がアンティオキア州フレドニアの火山性斜面に最初の実験的珈琲農園を開いたその瞬間から始まりました。オスピナ・ロドリゲス氏は卓越した起業家精神と科学的アプローチを持ち、コロンビアのアンデス山脈の中で最適な土地と気候条件(テロワール)を15年以上かけて探求しました。彼の科学的調査と研究により、コロンビアは世界最高品質のCoffea arabica珈琲を生産する国となったのです。
オスピナ・ロドリゲス氏は1857年にコロンビア大統領に選出されましたが、その後1862年に政敵により投獄され、脱獄してグアテマラへ亡命しました。そこで彼は1865年に中央アメリカで最大かつ最も生産性の高い珈琲農園「ラス・メルセデス」を設立し、グアテマラにおける珈琲産業のパイオニアとなりました。1871年にコロンビアへ帰国後、1880年には「効率的かつ効果的な珈琲栽培技術」に関する最初の教科書を出版し、1885年に亡くなるまで珈琲事業を指揮し続けました。
五世代が継承した卓越性──政治的影響力とコロンビア珈琲産業の形成
オスピナ家の二代目、ペドロ・ネル・オスピナ・バスケス将軍は、1910年に駐米大使としてコロンビア珈琲を積極的に推進し、1922年には大統領に選出され、中央銀行(バンコ・デ・ラ・レプブリカ)を設立し、珈琲の商業化と輸出を促進する国家鉄道網を整備しました。
三代目のマリアーノ・オスピナ・ペレス氏は、Ospina家の歴史の中で最も重要な人物の一人です。1927年、彼はコロンビア国立珈琲生産者連盟(Federación Nacional de Cafeteros de Colombia)を創設し、1930年から1934年まで初代事務局長を務めました。1946年にはコロンビア大統領に選出され、1954年には再び連盟理事会の議長として復帰しました。彼の指導の下、コロンビアは世界最大の高品質Coffea arabica珈琲生産国となり、現在では50万人以上の独立した珈琲農家を支援する組織へと発展しました。
現在は五世代目のマリアーノ・オスピナ三世氏が会長兼社長兼CEOとして、190年間受け継がれてきた家族の情熱と科学的探求心を継承しています。
Arabica Typica──世界で最も希少で高貴な品種
Ospina Coffeeが栽培する唯一の品種は、Arabica Typicaです。Typicaはエチオピアを起源とする最も古く伝統的なアラビカ種の一つであり、18世紀後半にコロンビアへ導入された最初の珈琲品種です。
しかし、Typicaは極めて栽培が困難です。生産量が非常に低く、コーヒー葉錆病(Hemileia vastatrix)をはじめとする主要な病害に対して極めて脆弱です。このため、現代コロンビアでは病害抵抗性を持つハイブリッド品種(Castillo、Colombia、Catimor)が栽培面積の87%を占めており、純粋な100% Typica品種のロットは極めて稀少です。
それにもかかわらずOspina Coffeeが190年間Typicaにこだわり続ける理由は、その比類なき風味プロファイルです。Typicaはバランスの取れた風味、フローラルと柑橘系のノート、洗練された甘み、そして卓越したクリアさを持ちます。チョコレート、ナッツ、柑橘系の香りが特徴であり、高標高で栽培されることで最高品質を発揮します。
7,700〜7,900フィート(2,347〜2,408メートル)──雲の中で育つ珈琲
Ospina Dynasty Gran Café Grand Cru Classé Premier Grand Cruは、海抜7,700〜7,900フィート(2,347〜2,408メートル)という極限の高地で栽培されます。この標高はコロンビアの珈琲栽培地域の中でも最高峰に位置し、雲と冷涼な山の空気に包まれた環境です。
標高は珈琲の香りと複雑性に影響を与える最も重要な要素の一つです。高地では気温が低いため、珈琲チェリーの成熟期間が延長され、糖度の濃縮と風味の複雑性が高まります。さらに、アンデス山脈の火山性土壌は数世紀にわたって蓄積された天然ミネラルを含んでおり、各植物に豊富な栄養を供給します。
加えて、Ospina Coffeeの珈琲樹は熱帯雨林のキャノピーの日陰で栽培されており、様々な鳥類と蘭が共存する生態系の中で育ちます。この環境保全へのコミットメントは、1927年に曾祖父マリアーノ・オスピナ・ペレス氏が設立したコロンビア国立珈琲生産者連盟の倫理規範を遵守するものです。
手作業による完璧主義──収穫から焙煎まで
すべてのArabica Typica豆は、完熟時に一粒ずつ手摘みされます。その後、洗浄、発酵、天日乾燥を経て、精製され、完璧にローストされます。Ospina Coffeeは中煎り(フレンチクラシック)を採用しており、豆本来の品質を最大限に保持します。
Dynasty Gran Café Grand Cru Classé Premier Grand Cru──250gで2,500ドル(約37万5,000円)
Ospina Coffeeの最高峰であるDynasty Gran Café Grand Cru Classé Premier Grand Cruは、250g(8.8オンス)で2,500ドル、つまり100gで約10万円、ポンド当たり1,540〜2,500ドル(約23万〜37万5,000円)という価格設定です。
このコーヒーは、アサハール(オレンジの花)、桃、オレンジ、ジャスミンの華やかで芳醇な香りを持ち、ベリー、チョコレート、ココナッツ、マカダミアの豪華で複雑な風味ノートを展開します。ベルベットのように滑らかでクリーミー、完璧にバランスの取れたボディ、そしてクリーンでクリスプ、フルーティーで爽やかなワインのような余韻が特徴です。
富裕層が求める理由──190年の歴史、希少性、そして社会的意義
Ospina Coffeeは、単なる珈琲ではなく、190年間五世代にわたる家族の情熱、コロンビア珈琲産業を形成した政治的影響力、そして世界で最も希少なArabica Typica品種への献身が結晶した芸術作品です。
創業者ドン・マリアーノ・オスピナ・ロドリゲス氏は元大統領であり、コロンビア珈琲産業の父として歴史に名を刻みました。三代目マリアーノ・オスピナ・ペレス氏も元大統領であり、コロンビア国立珈琲生産者連盟の創設者として、現在50万人以上の農家を支える組織の基盤を築きました。さらに、伝説的なキャラクター「フアン・バルデス」のコンセプトを発案したのもオスピナ・ペレス氏だとされています。
Ospina Dynasty Gran Café Grand Cru Classé Premier Grand Cruは、Robb Reportの「Best of the Best」特集号で世界最高の珈琲として選出されており、真の教養人が求める贅沢なライフスタイルの象徴です。
100gで約10万円という価格は、決して高くありません。これは、190年間五世代にわたる家族の想い、コロンビア国家の歴史、海抜2,400メートルの雲の中で育つ希少なTypica種、そして50万人の農家を支える倫理的ビジネスモデル──これらすべてが一杯に凝縮された、正当な対価なのです。
これはただの珈琲ではなく、1835年から190年間、五世代が継承してきた科学的探求心と家族の誇りが、アンデスの火山性土壌と雲の中で結晶した、コロンビアの魂そのものです。
商品詳細
- 生産地
- コロンビア
- 商品コード
- 04-combia
- 特徴
- 熟成管理、ワインのような香味